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平成30年度 大会情報


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東海北信越学生体操選手権大会
日程: 4/21(土)〜4/22(日)
場所: 静岡産業大学 磐田キャンパス SSU第3スポーツセンター
結果■ 男子団体
氏名 学年 鞍馬 吊り輪 跳馬 平行棒 鉄棒 合計 順位
大関 元治 4 12.600 10.250 11.700 12.300 11.150 12.500 70.500 31
鈴木 颯太 4 11.700 5.350 9.900 11.400 9.850 0.000 48.200 62
栗林 稜 3 0.000 9.600 0.000 0.000 10.100 0.000 19.700 73
上平 和人 2 13.500 11.500 11.150 12.150 11.500 12.100 72.400 24
後藤 龍一 1 12.550 10.750 10.350 11.850 10.400 11.500 67.400 44



《男子団体》
シーズンの幕開けとなる東海北信越大会がやってきた!

新潟大学の主力メンバーで構成された男子団体。
試合当日の深夜出発、前日会場練習なし、到着後すぐに公式練習開始というハードスケジュールの中で試合に挑むことになった。 シーズン初の試合ということもあり、疲れを見せない、気迫のこもった演技を魅せてくれた。

1年の後藤は、スタート種目鞍馬では点数が伸び悩んだものの、種目を終えるごとにリラックスできたのか、後半種目は先輩に引けを取らない雄大な演技でデビュー戦を終えた。

また、今大会2度目の出場となる上平は去年から磨き上げてきた鞍馬での美しさを存分に発揮した。 鞍馬での演技をミスなく終えると、その後の5種目でも練習通りの演技で無事6種目を通し終えた。 中でも、床では静岡産業、新潟経営と強豪校が出ている中13.50という高得点で種目別6位に輝いた。

3年の栗林はケガもあり、思い通りの結果にはならなかった。この後の県民大会、西インカレともに、頑張ってほしいところである。

4年生の大関、鈴木は、4年生らしい堂々とした演技でチーム全体を引っ張ってくれた。 鈴木は去年のケガを引きずりながらも、西インカレを見据えた構成でうまくまとめてきた。 大関も同様に、得意種目では確実に点数伸ばし、チーム得点に大きく貢献してくれた。

全体を通して、一人ひとりが次の大会に向けての課題の見えた大会だったのではないだろうか。 この後も県民大会、西インカレ大会とシーズンは始まったばかりである。 新たな技にも挑戦し、全日本選手権大会出場を目指して頑張っていきたい。

■ 女子個人
氏名 学年 跳馬 段違い 平均台 合計 順位
小根澤 茉莉 2 11.100 6.500 6.900 7.450 31.950 28

 
《女子個人》
東海大会女子個人には2年小根澤が参加した。結果は28位となった。
今シーズン初の試合であること、また新大女子は一人での参加だったため、緊張してしまいミスが目立った。 ゆかでは練習でなかったミスがあり、臨機応変に対応することができなかった。
東海大会は西インカレにつながる大会である。西インカレには反省点を活かし、ミスを修正して挑みたい。

新潟県体操競技選手権大会
日程: 5/12(土)〜5/13(日)
場所: リージョンプラザ上越
結果■ 男子団体
氏名 学年 鞍馬 吊り輪 跳馬 平行棒 鉄棒 合計 順位
大関 元治 4 12.150 10.100 12.000 12.700 10.550 11.100 68.600 12
鈴木 颯太 4 11.100 10.850 10.800 12.800 11.350 0.000 56.900 19
栗林 稜 3 11.100 9.400 10.250 12.650 11.400 12.300 67.100 15
上平 和人 2 11.300 9.600 11.500 12.750 10.800 12.850 68.800 11
後藤 龍一 1 13.000 10.050 11.050 13.300 11.550 10.100 69.050 10



《男子団体》
今シーズン2回目となる新潟県体操競技大会が5月13日に上越リージョンプラザを会場に行われた。

西インカレ2週間前ということもあり、落ち着いた雰囲気で大会を行うことができた。 男子団体は、休憩からのスタートということもあり、公式練習後の体の冷えが心配された。

4年の大関は床でのお手付き、鞍馬での降りの失敗、平行棒での落下とミスが目立った。 しかしながら、つり輪では終末技を半分のひねりを加えた、ムーンサルトハーフにして見事に着地まで決めた。 練習ではなかなか立てていなかったが、やはり本番に強い。西インカレでも攻めの演技を行ってもらいたい。

同じく4年の鈴木だが、まだケガの痛みがあるのか、鉄棒の演技をキケンし5種目で試合を行った。 得意な床では珍しくミスする場面もあり、スタートから心配されたが、続く鞍馬ではノーミスの演技でチームを大いに盛り上げてくれた。

3年の栗林は前回の試合でのケガから復帰し全種目出場することができた。しかしながら練習不足が結果として現れた。 しかし、床では調整中であった後方3回ひねりに加え、平行棒の終末技で屈伸ドッペルを行うなど、攻めの構成で競技を行っていた。

2年の上平は持ちまえの身体の線を活かし、美しさを意識した演技を行った。 跳馬の美しさを評価するEスコアでは8点代後半や鉄棒では8点代半ばの点数で点数を伸ばしてきた。 なかでも鉄棒は12.850と高得点を叩き出し、1位に輝いた。

1年の後藤は前回のミスをしっかりと修正し、安定した演技でチーム内1位の得点をマークした。 得意の床ではノーミスで演技を終え13.000と高得点を出すと、続く4種目目の跳馬では、カサマツハーフで見事着地を決めた。

全体を通して、休憩スタートということもあったのか、前半の2種目は調子が良くなかった印象だった。 一番力んでしまう鞍馬が終わってからはみんな落ち着きを取り戻し、つり輪、跳馬と良い波に乗れたのではないだろうか。

2週間後の西インカレでは、今回のミスをしっかりと修正し、全日本学生体操選手権大会出場を目指し頑張っていきたい!

■ 女子個人
氏名 学年 跳馬 段違い 平均台 合計 順位
小根澤 茉莉 2 10.650 6.400 7.500 8.400 32.950 1

 
《女子個人》
県民大会には女子個人で2年小根澤が参加した。成年女子の部の参加者が一人だったこともあり、結果は1位となった。
今回の大会では高校生女子の部と共に演技をすることになった。周りのレベルが高い中、難易度は低いがミスのない演技をすることができた。 前の大会で大きなミスがあったゆかも、練習通りの演技をすることができた。
次の大会では小さな減点をなくし、美しい演技ができるように意識して練習していきたい。

第68回 西日本学生体操選手権大会
日程: 5/25(金)〜5/27(日)
場所: 北九州市立総合体育館
結果■ 男子団体 大関、上平 西インカレ通過!
氏名 学年 鞍馬 吊り輪 跳馬 平行棒 鉄棒 合計 順位
大関 元治 4 12.550 9.950 11.350 12.550 12.000 11.900 70.300 74
鈴木 颯太 4 11.300 10.350 10.550 12.100 11.400 0.000 55.700 130
栗林 稜 3 11.700 9.850 11.200 12.000 12.000 11.850 68.600 89
上平 和人 2 13.150 10.150 11.300 11.750 12.350 12.350 71.050 70
後藤 龍一 1 9.750 7.950 10.800 11.350 8.700 10.900 59.450 119


《男子団体》
全日本インカレ予選を兼ねた西日本インカレが福岡県北九州市立総合体育館で行われた。
つり輪からスタートした男子団体。第2班で大会に臨めたため、メンバー全員の体調は良い状態だったのではないだろうか。

1年の後藤は、つり輪での安定した演技を見せてくれた。しかし続く跳馬のカサマツハーフでは尻もちをついてしまい点数を延ばすことができなかった。 その後も平行棒のディアミドフの落下、着地でのお手付きと後藤らしからぬミスが続いてしまい、悔しい結果で大会を終えることとなった。

2年の上平は、跳馬、平行棒、鉄棒で着地まで見事に決めると、続く床の演技では抜群の演技で高得点をマークし団体戦を大いに盛り上げてくれた。 最終種目の鞍馬では落下があったものの、演技全体を通して素晴らしい試合運びであった。

3年の栗林は、大会前の足のケガの痛みが心配されたが、平行棒、鉄棒、床と演技のDスコアを落としながらも落ち着いた演技で5種目を終えたが、 最終種目の鞍馬ではロスで落下してしまい、点数を延ばすことができなかった。

4年の鈴木と大関は学生最後となる西カレ。

鈴木は最初のつり輪で倒立姿勢が歪んでしまい、点数を延ばせなかったものの、跳馬、平行棒では攻めの演技で団体戦に大きく貢献してくれた。 鉄棒は腕のケガがあり棄権する形になってしまったが、その後の2種目は上手くまとめ、4年間の集大成となる大会を終えた。

大関は、最初のつり輪で4年生らしい落ち着いた演技を見せ団体メンバーを盛り上げると、続く跳馬、平行棒、鉄棒でも完璧な演技を見せてくれた。 得意種目の床ではしっかりと着地を決め、上平に続く高得点をたたき出した。最終種目の鞍馬ではDフロップで落下してしまった。

団体で全日本インカレに出場することは叶わなかったが、個人で大関と上平が出場を決めた。大関は4年目最後、上平は初の全日本インカレである。 大会までの2か月間しっかりと調整を行い、頑張ってきてもらいたい!!

■ 女子個人
氏名 学年 跳馬 段違い 平均台 合計 順位
小根澤 茉莉 2 10.050 3.950 5.050 8.800 27.850 84

 
《女子個人》
西日本インカレには個人で2年小根澤茉莉が参加した。結果は84位だった。
ゆか、平均台では大きな減点があり課題が多く見つかった。 しかしこれからの活動の目標も明確になり、この大会に参加したことはとても意味のあるものだったと感じる。
しばらく大会はなくなり、次は9月の関東甲信越大会であるが、それまでに自分の課題を克服し、新しいことに貪欲に挑戦していきたい。

第72回 全日本学生体操競技選手権大会
日程: 8/8(水)〜8/12(日)
場所: ベイコム総合体育館
結果■ 男子個人
氏名 学年 鞍馬 吊り輪 跳馬 平行棒 鉄棒 合計 順位
大関 元治 4 11.550 8.750 11.250 11.950 11.500 11.850 66.850 80
上平 和人 2 12.900 9.050 11.600 11.800 10.550 12.150 68.050 74


《男子個人》
今年の全日本インカレには4年の大関と2年の上平が出場した。

大関にとっては学生生活最後の全カレであった。 特に練習に力を入れていたという床では最初のタンブリングで3回半ひねりを見事に決めた。 途中、お手付きのミスはあったものの、最後の3回ひねりはほぼ完璧な着地を見せてくれた。

上平にとっては初めての全カレの舞台であった。 注目するべきは鉄棒。 全体的に大きなミスもなく、姿勢の綺麗な美しい演技を見せてくれた。 特に、最後の下りでは着地をぴたりと決め、応援席を大いに沸かせた。 上平にはぜひ来年もインカレに出場できるよう頑張ってほしい。

新大体操部として今年度残る試合は2つしかないが、全カレに出場した2人にはこの試合での課題を克服できるようにより一層練習に力を入れてもらいたい。
応援に行った部員も夏の試合に向けてモチベーションが上がる良い機会になったと思う。残りの練習時間を大切に、男女ともに高め合いながら練習を頑張っていきたい。

第67回 関東甲信越大学体育大会
日程: 9/1(土)〜9/2(日)
場所: ホワイトリング
結果■ 男子団体 団体第2位!
氏名 学年 鞍馬 吊り輪 跳馬 平行棒 鉄棒 合計 順位
大関 元治 4 12.300 10.200 10.900 12.450 12.000 12.000 69.850 5
鈴木 颯太 4 12.500 7.100 10.400 13.150 11.600 9.100 63.850 11
上平 和人 2 13.400 11.600 11.250 12.750 11.950 12.500 73.450 2
後藤 龍一 1 12.950 11.000 11.050 13.300 11.800 11.250 71.350 3
本山 直樹 1 3.850 0.600 2.250 9.150 3.100 3.800 22.750 29

《男子団体》
男子は今年も団体として関甲信に挑んだ。

大関は不安を感じさせない安定した演技で鉄棒の着地をぴたりと決め、種目別鉄棒で2位に輝いた。 五大が大学生活最後の試合となるので悔いの残らないよう頑張ってもらいたい。

鈴木は怪我から復帰後、初めて全種目の演技を行った。 ミスの見られた種目もあるが、跳馬ではツカハラ1回半ひねりを見事に決め、種目別跳馬で3位に輝いた。

上平は鉄棒で新たに取り入れた技を美しく実施し、種目別鉄棒では優勝を果たした。 また、床の演技後に見せた笑顔のガッツポーズが非常に印象的であった。

後藤は1種目目の鞍馬を大きなミスなく終え、トップバッターとしての役割を果たしてくれた。 つり輪や鉄棒の着地もぴたりと決め、個人総合3位に輝いた。

本山は体操を始めてわずか4ヶ月であるが、日頃の練習の成果が十分に発揮できていた。 特につり輪でのつま先の伸びた演技が印象的であった。また、床では前宙やロンダードバク転を決めた。 メキメキと上達しているのでこの調子で頑張ってほしい。

再来週に控える五大が今年度最後の試合である。 来年に向けても、攻めの構成で試合に臨んでもらいたい。


■ 女子団体 団体第2位!
    
氏名 学年 跳馬 段違い 平均台 合計 順位
梅ア 由衣 3 10.150 7.400 10.000 12.100 39.650 5
小根澤 茉莉 2 11.600 6.400 8.800 10.900 37.700 6
栗林 祐佳 1 7.100 2.650 5.100 4.500 19.350 18
堀越 結衣 1 7.500 2.800 4.150 4.650 19.100 19
渡辺 愛里紗 1 8.850 1.300 5.300 4.850 20.300 17

《女子団体》
女子は1年生を3人加え、昨年に続き今年も団体として出場することができた。

梅崎は平均台で側宙をやり直すという練習でしたことのないミスをしてしまったが、 その後動揺することなく最後まで演技できたことは良い経験になったと思う。

小根澤は跳馬で転回1回ひねりを見事に決め、11点台後半の高得点を叩き出した。 また、昨年と比べると動きがとても上手になっているのでさらに磨きをかけてもらいたい。

栗林は全種目で練習通りの落ち着いた演技を見せてくれた。 平均台では閉脚上がりを綺麗に決めた。体線が綺麗な選手なので、技だけでなく、動きの練習もぜひ頑張ってもらいたい。

堀越は平均台で見事に前転を成功させた。その嬉しさを早くみんなに伝えたかったらしい。 段違い平行棒では4つの技を本番で全て成功させ、ほっとした表情が見られた。 床では前日まで動きの練習を頑張っていた成果が良く表れていた。

渡辺はトップバッターとして転回とびを見事に決めた。 また、段違い平行棒で前回りと後ろ回りを成功させ、平均台では台上とは思えない思い切ったジャンプを見せてくれた。 とても努力家なのでこれからに期待したい。

1年生の3人にとっては初めての試合で不安や緊張もあったと思うが、最後まで精一杯頑張っている姿に感動した。
また、構成を考えてくれたマネージャーには感謝の気持ちでいっぱいである。より良い演技を目指してみんなで教え合っていきたい。
 

第1回 北関東六大学体操競技選手権大会
日程: 9/15(土)〜9/16(日)
場所: ホワイトリング
結果■ 男子団体 団体第1位!
氏名 学年 鞍馬 吊り輪 跳馬 平行棒 鉄棒 合計 順位
大関 元治 4 13.300 11.300 10.700 12.750 11.700 12.000 71.750 1
栗林 稜 3 11.450 11.600 10.500 9.800 11.000 11.600 65.950 5
上平 和人 2 13.350 10.900 10.950 12.700 10.200 13.000 71.100 2
本山 直樹 1 7.750 0.800 7.900 9.350 0.600 3.000 29.400 14


《男子団体》
今シーズン最後となる六大学大会が長野県ホワイトリングにて行われた。
去年までは五大学という名称であったが、今年度から長野県の信州大学も加え六大学大会として第一回大会が行われた。

1年の本山は2度目となる公式戦だが、大学始めとは思えないほど落ち着いた雰囲気で試合を行った。 1種目目の平行棒では苦手の腕支持上がり(アームイング)が成功すると続く鉄棒、床、鞍馬では練習通りの演技を見せてくれた。 得意のつり輪では力強い演技で会場を沸かせると、ラストの着地まで見事に決め男子団体の点数に大きく貢献してくれた。

2年の上平は第一種目の平行棒ではディアミドフを失敗してしまった。 気持ちを切り替え2種目目の鉄棒では成功率の低かった前方片手車輪(ツォリミン)を成功させ勢いに乗ると、終末技のムーンサルトをピタリと止め、ガッツポーズを見せてくれた。 全体としては鞍馬で落下があったものの、その他の種目で点数を延ばし見事個人総合2位で大会を終えた。

3年の栗林は未だ足のケガ全快していない状態であったが、できる技で演技を構成し大会に臨んだ。 平行棒、鉄棒では終末技の難易度を落としなんとか演技を終えたが、床では不安定な着地が続き終末技では尻もちをついてしまい大欠点となった。 気持ちを切り替え鞍馬、つり輪では安定した演技を見せてくれたが、最終種目の跳馬では回転不足で手を着いてしまい悔いの残る結果となった。

4年の大関は今大会で最後となる公式戦。第一種目の平行棒ではツイスト、ディアミドフ、車輪をミスなく行う。 終末技屈伸ドッペルでは力が入ってしまったのか、着地姿勢が大きく後ろに倒れてしまったが、 流石は15年目のベテラン、後ろに大きくよろけながらし尻もちをつかず演技を終えた。 得意の床ではダイナミックな技の連続、終末技の3回ひねりは着地を取りに行ったが後ろに一歩、全体で2位の高得点をたたき出した。 鞍馬・つり輪・跳馬とノーミスの演技、個人総合では堂々の第一位で大学での大会を終えた。



■ 男子OP
    
氏名 学年 鞍馬 吊り輪 跳馬 平行棒 鉄棒 合計 順位
上平 健太 OP 11.100 5.300 10.050 9.600 10.700 11.650 58.400
和藤 哲史 OP 12.000 12.300 11.950 12.650 12.000 11.300 72.200
住澤 拓実 OP 8.400 2.500 3.400 8.400 4.000 0.000 26.700


《男子OP》
男子OPは3名が出場した。

院1年の住澤は試合前「練習不足」と不安そうな話をしていたが、試合が始まると目の色を変え集中している様子がうかがえた。 1種目目の平行棒では現役時代からの十八番である棒下懸垂〜蹴上がりでリズムに乗ると、スイング倒立からの着地まで完璧に決めた。 続く床では長身を活かしたダイナミックな技を繰り出し、最後まで危なげなく演技を終えた。 6種目を終え点数は伸び悩んだものの、大会そのものを楽しんでいた。来年は是非とも新たな技に挑戦し、大会を盛り上げてもらいたい。

院2年の和藤は自身の研究で忙しい中、時間を見つけ練習に来ては新たな技に挑戦し、現役生に刺激を与えてくれた。 そんな中臨んだ六大学大会。 平行棒・鉄棒では現役時代と変わらぬ技のキレで圧巻の演技を見せると、床では高さのある前方系からのシリーズ、 終末技の後方2回半ひねりでは余裕がありすぎて前に大きく一歩と力強い演技を見せてくれた。 得意種目の鞍馬ではポイントにしていた片腕上向き全転向(ショーン)を決める。つり輪跳馬では安定した着地で大会を終えた。 攻めの姿勢を忘れない先輩らしい演技を見せてくれた。

院1の上平は今大会の参加者の中では最年長の選手である。 応援席からは「全種目が見せ場!」と信頼のあるメリハリキレのある演技で大会を進める。 鉄棒ではお手本のようなシュタルダー、エンドウで会場を沸かせると、鞍馬では終末技の下向き転向下りでキレイなフクガ姿勢のまま停滞。 珍プレーで会場を沸かせてくれた。中山杯でも大いに会場を沸かせてくれることだろう。


■ 女子団体 団体第1位!
氏名 学年 跳馬 段違い 平均台 合計 順位
礒辺 美聡 4 11.050 7.800 9.450 9.950 38.250 4
梅ア 由衣 3 10.600 9.500 11.050 11.600 42.750 1
小根澤 茉莉 2 11.700 9.100 10.300 11.300 42.400 2
栗林 祐佳 1 7.150 2.400 4.700 4.400 18.650 15
堀越 結衣 1 7.000 2.100 4.100 4.250 17.450 16
渡辺 愛里紗 1 9.550 2.850 5.700 4.600 22.700 10

《女子団体》
今年度最後の試合。
女子は団体優勝を目標に練習に取り組んできた。関甲信と同じ会場だったこともあり、それほど緊張はなかったのではないだろうか。

礒辺は限られた練習時間の中、部活に参加して試合に出場してくれた。 現役のときと比べると技の難易度は下がった構成ではあったが、動きがますます美しくなっていると感じた。 礒辺にとっては大学生活最後の試合であったが、先輩として試合中も後輩たちを気にかけながら自分のベストを尽くす姿が印象的であった。

梅アは現役最後の試合ながら、悔いの残る演技となってしまった。 しかし、苦手だった平均台や床の動きを色んな人に褒めてもらえるようになりとても嬉しく感じた。 これからもできるだけ練習に参加し、新しい技に挑戦したり、動きをより良くできるよう頑張りたい。

小根澤は跳馬で良いスタートをきると、その後の種目をノーミスで終えた。 今年度行われた全試合に出場した小根澤にとっては良い締めくくりになったであろう。 来年は、目標としているツカハラをぜひ成功させてほしいと思っている。 また、もっと柔軟性を身に付け、技の練習に取り組めば来年は六大で優勝できるような選手になれると思う。

栗林はいつも通り落ち着いた演技であった。 今大会では床でロンダードを成功させた。ただ平均台では3度の落下が見られた。 落下は大きな減点となるので、平均台の上で技の練習を沢山してもらいたい。 また、最近側転が真っ直ぐできるようになってきたので、これから平均台の側転も練習して来シーズンの試合で使えるように頑張ってほしい。

堀越は直前の公式練習で台上前転が跳べなくなって焦りが見られたものの、本番では無事跳べて安心した。 また、段違い平行棒では後ろ回りで回転力がついて回りすぎてしまったが、なんとかしがみつき落下を免れた。 あの状態からバーに登れるパワーはどこから出てきたのだろうか…。 アクシデントが多い試合であったが、最後までよく頑張ったと思う。

渡辺は関甲信を終えてから跳馬の転回とびの改善に力を入れていた。 結果として、跳馬では関甲信から点数を伸ばし、初心者ながらなんと9.55という10点に近い得点を獲得した。 来年度の試合では10点以上を目標に練習を頑張ってもらいたい。 また、段違い平行棒では関甲信で構成に入れていなかったふっと下りを見事に成功させた。

1年生には来年度の試合に向けて、沢山の技を習得し、綺麗な動きができるように冬場の練習も寒さに負けずに頑張ってほしいと思っている。

梅崎にとっては今大会が現役最後の試合であった。
これからは小根澤と米田に女子を引っ張っていってほしい。よろしくね。